２１世紀に入って、日本の社会は大きな変化の中にあります。特に人口減少と高齢化が同時に進むことにより、これまでの成長と発展を前提とした社会から、保全と縮小へと向かう社会へと転換です。この変化に合わせて、全ての社会制度を転換する必要性が問われています。今までは、政治や地方自治体がその制度やしくみを創り、わたしたちがそれに従うという過程でしたが、これからは、私たちが自ら気付き、声をあげ、立ち上がり行動していくという、私たちの主体性が不可欠です。この考え方は、他との競合や比較、国や市町村からなにかをしてもらおう、ではなく、「私たちが主体となり、地域の目線に立って、地域の資源、文化、歴史を大切に、なにも壊さず、今あるものの価値、眠っている価値を最大化させ、次世代に託せる豊かな地域社会へと発展させていく」というものです。具体的に取り組むことで、住んでいる人が働けること、それによって家庭が形成され、コミュニティや文化を醸成し、「地域の暮らし」が守られるという、好循環を作り出すことに重きを置いています。地域を大切に、地域で生き、暮らし、豊かに老いていける社会を創造することを目的に、様々な地域、組織、団体をサポートする事業に取り組んでまいります。